アトピーがあると、
「洗剤を変えただけでかゆくなった気がする」
「どれが原因なのか分からない」
と感じた経験がある方も多いのではないでしょうか。
ドラッグストアには
「低刺激」「無添加」「肌にやさしい」
と書かれた洗剤が数多く並んでいますが、
それだけを基準に選んでも、必ずしも自分の肌に合うとは限りません。
私自身、幼少期からアトピーと向き合い、
現在は日用品メーカーに勤務しながら、
洗剤や成分に触れる仕事をしています。
その中で感じているのは、
洗剤選びは「正解探し」ではなく「考え方」が一番大切だということです。
この記事では、
アトピーの人が洗剤を選ぶときに知っておいてほしい基本の考え方と、
比較的試しやすい具体的な商品例を整理します。
アトピーと洗剤は意外と関係が深い
洗剤は、肌に直接つけるものではありませんが、
衣類を通して毎日・長時間肌に触れる日用品です。
洗剤の成分が衣類に残ると、
着用中の摩擦や汗と合わさって刺激になることもあります。
すぐに症状が出なくても、
日々の積み重ねで肌の調子に影響することがあるため、
アトピーの人にとって洗剤選びは意外と重要なポイントです。
洗剤選びでよくある勘違い
「低刺激・無添加」と書いてあれば安心だと思っていた
「低刺激」「無添加」「〇〇フリー」といった表示は、
一定の基準に基づいて表示されていますが、
それが自分の肌に合うかどうかは別の話です。
値段が高い=肌にやさしいと思い込んでいた
価格が高い洗剤でも、
必ずしもアトピーの人に合うとは限りません。
大切なのは、価格やイメージではなく自分の肌の反応を見ることです。
アトピーの人が洗剤を選ぶときの5つのポイント
- 成分表示は「全部理解しよう」としなくていい
- 香り・柔軟剤は慎重に考える
- 洗剤だけでなく洗濯方法もセットで考える
- いきなり全部を変えない
- 合わなかった=失敗ではない
この考え方を前提に、以下の3つを選択肢として紹介します。
刺激最小限タイプ|洗濯石けんのおすすめ
シャボン玉石けん シャボン玉スノール 1000mL
合成界面活性剤・香料・着色料・蛍光増白剤を使わない
無添加・無香料設計の液体洗濯石けんです。
植物由来の石けん成分を主体としており、
敏感肌・アトピー肌の方でも比較的取り入れやすい設計になっています。
向いている人
- とにかく刺激を抑えたい
- まず最初の1本を探している
洗浄力と肌への負担のバランスを重視した洗剤
無印良品 植物由来の洗浄成分 おしゃれ着用洗剤(濃縮)
植物由来の界面活性剤を使用した中性タイプの洗濯洗剤です。
無香料・無着色・蛍光増白剤・漂白剤不使用のシンプル処方。
デリケート衣類向けですが、
普段着の軽い汚れにも対応でき、
刺激と洗浄力のバランスを取りたい方に向いた洗剤です。
向いている人
- やさしさだけでなく汚れ落ちも重視したい
- 香りが苦手
洗剤を強くしたくないときの補助|酸素系漂白剤
グラフィコ オキシクリーン(過炭酸ナトリウム)
過炭酸ナトリウムを主成分とした酸素系漂白剤です。
無香料で、色柄物にも使用可能。
洗剤を強くせず、
つけ置きで汚れを分離したいときの補助として使えます。
向いている人
- ニオイ・黄ばみだけ対策したい
- 洗剤を強くしたくない
比較表|3つのアイテムの使い分け
| 項目 | 刺激最小限 | バランス重視 | 補助洗い |
|---|---|---|---|
| 商品 | シャボン玉スノール | 無印 おしゃれ着用洗剤 | グラフィコ オキシクリーン |
| 主成分 | 純石けん | 植物由来界面活性剤 | 過炭酸ナトリウム |
| 香料 | 不使用 | 不使用 | 不使用 |
| 洗浄力 | ★★☆☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ |
| 肌へのやさしさ | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
| 使用頻度 | 毎日 | 毎日 | 必要なとき |
| 役割 | 基本 | 普段洗い | つけ置き |
| ショップ | ▶ 楽天で見る ▶ Amazonで見る | ▶ 楽天で見る ▶ Amazonで見る | ▶ 楽天で見る ▶ Amazonで見る |
使い分けの考え方(簡単)
まずはシャボン玉スノールを基本に。
汚れが気になる日は無印のおしゃれ着用洗剤。
それでも落ちない汚れは、
洗剤を変えずにグラフィコの酸素系漂白剤で補助します。
まとめ|洗剤は生活の中の一要素
洗剤は、アトピーに影響する要素のひとつに過ぎません。
- 刺激を抑える
- 必要に応じて洗浄力を補う
- 無理なく続けられる形を選ぶ
この考え方が、長く続けるうえで大切だと感じています。
▶ 大人のアトピー対策の基本的な考え方
▶ 幼少期からアトピーと向き合ってきた体験談
※本記事で紹介している商品は、すべての方に合うことを保証するものではありません。
肌の状態や体調には個人差がありますので、使用中に違和感を感じた場合は使用を中止し、必要に応じて専門機関へご相談ください。
本記事は医療的な診断や治療を目的としたものではありません。