― 洗剤を変えても改善しない原因はここかも ―
「無添加の洗剤に変えたのに、なぜかかゆい」
「肌にやさしいはずなのに、調子が安定しない」
アトピーがあると、洗剤選びにはかなり気を使っているはずです。
それでも改善しない場合、原因は洗剤そのものではなく、使い方や洗濯習慣にあることも少なくありません。
この記事では、
幼少期からアトピーと向き合い、現在は日用品メーカーで働く立場から、
**洗濯でアトピーが悪化しやすい“やりがちなNG習慣”**を整理します。
洗濯がアトピーに影響しやすい理由
洗濯した衣類は、
- 長時間
- 広い面積で
- 毎日
肌に触れ続けます。
そのため、洗剤の種類だけでなく、
- 使用量
- すすぎ
- 香り成分
- 洗濯のやり方
といった日々の積み重ねが、肌状態に影響しやすくなります。
アトピーの人がやりがちな5つのNG習慣
NG① 洗剤を「汚れが落ちるように」と大目に使っている
「しっかり洗いたいから、少し多めに」
「皮脂汚れが気になるから、規定量より多めに」
この使い方は、アトピーの人にとっては逆効果になることがあります。
洗剤を必要以上に使うと、
- すすぎきれず衣類に残る
- 残留成分が長時間肌に触れる
- 乾燥やかゆみにつながる
といったリスクが高まります。
ワンポイント
👉 基本は「少なめ+必要なら補助洗い」
ただし、石けん系洗剤を使用している場合は注意が必要です。
- 石けん系洗剤は、自己判断で減らしすぎると
効果がなくなり汚れや皮脂が落ちず、逆に刺激になることがあります - そのため、石けん系の場合はメーカーが示している「適正量」を守ることを推奨します
NG② すすぎ回数を意識していない
洗剤量が適正でも、
すすぎが不十分だと意味がありません。
特に、
- ドラム式洗濯機
- 節水モード
では、自動設定のままだと
洗剤が残りやすいケースがあります。
👉 目安としては
すすぎ2回以上を基準に考えると安心です。
NG③ 香り付き柔軟剤・仕上げ剤を使っている
洗剤を無香料にしていても、
- 柔軟剤
- 香り付けビーズ
- 消臭スプレー
を使っていると、
結局、香料が一日中肌に触れる状態になります。
香りは好みの問題ではなく、
アトピーのある方にとっては刺激要因になることがあります。
NG④ 洗剤を短期間でコロコロ変えている
「合わないかも」と思って、すぐ別の洗剤へ。
この繰り返しは、
- 何が原因だったのか分からない
- 肌が落ち着く前に判断してしまう
という悪循環になりがちです。
👉 1つの洗剤は、一定期間使って様子を見る
いくつか試しながら、自分に合う形を探していきましょう。
NG⑤ 汚れ落ちを“強い洗剤”だけで解決しようとしている
汗・皮脂・ニオイが気になると、
洗浄力の強い洗剤に切り替えたくなります。
しかし、
- 毎日使う洗剤は刺激を抑える
- 汚れが気になるときだけ別対応
という考え方の方が、
肌への負担を増やしにくくなります。
👉 例えば
- つけ置き
- 酸素系漂白剤
- お湯洗い
などで、洗剤の役割を分散させる方法もあります。
毎日使う洗剤は低刺激なものを使う
アトピー対策の洗濯では、
- 毎日使う洗剤は刺激最小限
- 汚れが気になる日は洗浄力を補う
という役割分担がおすすめです。
洗剤選びに迷っている方は、
刺激・洗浄力・用途別に整理した記事も参考にしてみてください。
▶ アトピーの人が洗剤を選ぶときに知っておきたい3タイプ比較
(刺激最小限/バランス重視/補助洗い)
まとめ|自分に合う洗濯の形を少しずつ見つけていこう
洗濯をするときには下記のポイント確認。
- 洗剤を入れすぎない
- すすぎは2回
- 柔軟剤は少なめに
- 試すときは一定期間使う
- 洗剤の使い分け
を少し見直すだけで、
肌の負担が軽くなることもあります。
自分に合う洗濯の形を少しずつ見つけていきましょう。
洗濯だけでなく、衣服の素材も肌状態に影響します。
▶ アトピーと衣服|素材・季節別の考え方まとめ
※本記事は医療的な診断や治療を目的としたものではありません。